ベイスポ2004年3月 「売れる」家にする方法
現在家のマーケットが過熱していて、この機会に家を売却しようと考え始めた人もいるのではないでしょうか。売りに出ている家をいくつも見て歩いていると、売りに出してすぐにたくさんオファーの集まる家とそうでない家があることがわかります。同じような家でも人気に差がでてくる原因は、一言でいうと「見せ方」の違いです。「見せ方」の上手な家は、入った瞬間に「こんなところに住んでみたいな」という気持ちを起こさせます。では、売る側としては、どんなことに注意すれば、買い手を惹きつける家にできるのでしょうか。まずは家そのものの維持管理がしっかりされていること、それからインテリアがすっきりまとまっていることです。
1.できるだけ質の良い建材を選ぶ
きちんと管理をしていけば、家はたいへん長持ちするものです。家は建材が集まってできているものですから、その一つ一つの建材が質の良いものであれば、家全体も長持ちするわけです。家を建てたり、リモデルするときには、いろいろな材料を比較して、値段と品質とのバランスをとりながら注文するわけですが、当然質の良いものは値段も高くなります。家具を買うときも、品質のよいものを買うと、いつまでも美しく長持ちするので、結局は得になる、という経験をされた方も多いと思いますが、住宅の建材もそれと同じことがいえます。
2.普段から維持管理をしっかりする
外の世界から家を守る役目を一手に引き受けているのは外壁です。強い日光がいつも当たるところはひび割れが起こりやすく、また家の北側はカビがはえやすくなっています。数年に一度は、修理をかねてペイントを塗りなおすのが長持ちさせる方法です。雨どいも定期的にチェックして、落ち葉などがたまらないようにします。雨どいがつまると家のサイドに水があふれて、土台や外壁にカビや湿気などのダメージを与えます。また家の近くの木の枝が家に接触しないように剪定をして、屋根や雨どいの汚れを防ぎます。窓から水漏れがあったらすぐに原因を調べます。きちんとシールされているかどうか、またコーキングのひび割れなどがないかをチェックします。家の中の湿気にも注意しましょう。バスルームの換気にはとくに気をつけて、必要ならば強力な換気扇をつけて、湿気を家の中にためておかないことが大事です。
3.家具や飾り付けをすっきりまとめる
さて家そのものの管理ができたら、今度は「見せる」ために家を整えます。まずはフロントドアの周りをきれいにします。買い手が最初に目にするフロントドアのまわりのガラクタを片付けて、電灯など必要なら修理をし、クモの巣やほこりを払います。さて玄関に一歩はいると、その家全体の印象が伝わってきます。入り口付近が暗い場合には、明るい色のラグを敷いて、買い手の視線をそちらに向けるのも一法です。リビングルームはガラクタを片付けて、スペースが広く見えるように家具の配置を考えます。ソファを斜めに置くと広がりがでることもあります。カーテンは光がたくさんはいる薄手のものに替えます。キッチンはカウンタースペースがたくさん空いているほど広く開放的に見えます。要するに人の視線がどこにいってほしいかを考えて、そちらへ視線を向けてもらうようにすることです。窓から見える美しい木に視線がいくように、窓のまわりをすっきりさせたり、バスルームから生活感をなくすためにロウソクを飾ったり、見る人の視線を美しいもの、好ましいものへ導くのがコツです。
