ベイスポ2003年5月 税金の話

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税金の話

今年もやっと税金申告が終わりましたね。私はアメリカに来たばかりの頃は、ぎりぎりになってからレシートの整理を始めていたので、申告が終わると疲れ果ててしまいました。最近では、少しずつ努力して経費が出るたびにファイルや記録を心がけるようにしてきた甲斐があって、ずいぶん楽になってきました。

アンクル サム
アメリカ人は税金を納める先、つまり政府のことをアンクル サム(サムおじさん)と呼びます。USの頭文字をとってユーモラスに表現しているのですが、親しみがあるけれどもさからえない相手、という意味が含まれています。つまり否が応でもアンクル サムには税金を納めなければならない、というわけです。 アンクル サムに納める税金を少しでも減らす、というのがすべてのアメリカ人のゴールです。(この空気はオフィスやパーティでの会話でひしひしと伝わってきます。)大金持ちは高い弁護士を雇って、税金をできるだけ減らそうと努力していますし、 過去に増税をした大統領は人気がガタ落ちになっています。現在のブッシュ大統領のお父さんも、外交で成功して人気があったのですが、増税を口にしたために国民からそっぽを向かれ、結局次の選挙でクリントン氏に負けました。

税金の払いすぎに注意
先日税金のセミナーに行ってきましたが、「税金はほっておくと払いすぎになるようにできている」という言葉にびっくりしました。自分で勉強して努力して減らすようにしないと、知らず知らずに払いすぎてしまうような仕組みになっているのだそうです。アンクル サムも隅に置けませんね。現にホームオーナーが、ローンの支払いや税金控除をしっかり申告しなかったせいで、4,730万ドルも税金が払われ過ぎているのだそうです。

記録をきちんと保存すること
では税金の記録をきちんととっておくにはどうしたらいいのでしょうか。それには簡単に維持していけるシステムを作ることです。決して大げさなシステムを作る必要はなく、ファイルキャビネットやアコーデオンファイルで十分です。そこに主な項目別のファイルホルダーを入れていきます。項目の例としては、ローン、修理(repairs)、改築(improvements)、借家の費用、投資物件の売買、寄付、医療費、自動車費、税金、業務費などがあればいいと思います。レシートをどんどんファイルに入れていくだけで、来年の税金申告はぐっと楽になるはずです。

Repairs とImprovementsの違い
修理(repairs)と改築(improvements)の違いをここではっきりさせておきます。Repairs というのは、家のコンディションを保つための修理を指し、家の価値そのものを上げるものではありません。たとえばペンキの塗りなおしや、リークの修理や、モルタルのひび割れの修理、といったようなものがRepairにあたります。Improvementsとは、家の価値を高めたり、寿命をのばしたり、新たな価値を付け加えたりするもので、バスルームやベッドルームの増築、配管や配線のやり直しなどを指します。このImprovementsにかかった費用は、家を売るときに元の価格に上乗せできるので、キャピタルゲインを減らすことができ、節税につながるので、家を売るまで必ず記録を保存して置いてください。(Repairs は該当しません。)

アメリカはなんといっても自助努力の国、自分から積極的に情報を集めることが大事です。また詳しいことは必ず会計士か弁護士に相談することをおすすめします。

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