ベイスポ2003年8月 家を買うタイミング
家を買うタイミング
アメリカで働いて何年かたつと、「そろそろ家を買ったほうがいいかな」と思いはじめる人が多いと思います。ご存知のように、アメリカでは社会全体が持ち家を奨励していて、家を持っていると税金の面などでメリットが大きくなっています。家をしばらく借りていると気づくと思いますが、アメリカでは日本に比べて大家さんの権限が大きく、借りている人の力は逆に弱くなっています。大家さんが家賃を上げたり、急に家を売ることに決めたので一ヶ月で出て行って欲しいと言われたり、大家さんに振り回されたけ経験を持つ人も多いのではないでしょうか。確かに現在は数年前に比べると家賃が安くなってきた傾向がありますが、今後経済が上向くと値上げをする大家さんが増えてくると思われます。では家を買ったほうがいいのでしょうか。それは一人一人の事情によるので一概にはどちらがいいとはいえません。今回は家を買うべきか迷った時のチェック項目をあげてみました。
- これから何年ここに住む予定か
大まかな基準としては、3,4年は同じ所に住む予定があるなら買ったほうがいいと言われています。なぜかといえば、家を売るには費用がかかるからです。もし一年で売らなければならないとすると、家の価値が上がる前にコストをかけて売ることになるので、結局持ち出しになってしまうからです。 - クレジットの状態はどうなっているか
あなたはクレジットはどんな状態ですか。通常クレジットのスコアが高いほど、安い利息で有利なローンが借りられます。もちろんパーフェクトではないクレジットの持ち主でも借りられるローンはいろいろありますが、利息や手数料が高くなるのが普通です。 - 毎月いくら払えるか
毎月家賃を払っているのですから、家賃と同じだけは払っていけるわけです。ただ固定資産税を払うことになる代わりに、その分を収入から控除できたり、利息を控除できたりするので、単純に家賃の額を当てはめることはできません。また、家を持つと維持管理にも費用がかかりますので、それも含めて考えなければなりません。今オンラインでも簡単な計算ができますが、一番いいのは専門家に相談することです。 - 頭金はどうするか
家を買うときは、通常家の値段の10%から20%の頭金が必要となります。最近は頭金がゼロのローンも出てきていますが、その分利息は高くなります。頭金の割合が大きいほど有利なローンを組めるようになります。将来家を買おうと思ったら、まず頭金の貯金を始める事が大事です。 - 将来のニーズを予想する
たとえば今カップルで住んでいても、数年後には子供ができるかもしれません。そうなるとベッドルームが余分に必要になってきます。また比較的通勤に便利な場所を選んでおけば、仕事が変わるたびに引っ越す必要もありません。今の自分の生活をよく吟味して、将来のニーズをじっくり予測してみなければなりません。
こうして見てくると、家を借りている時は比較的気楽に将来を考えればいいのですが、いざ家を買おうと思うと、そういうわけにもいきませんね。ですから一人一人の事情によって家を買うタイミングは違ってきます。家を持つことは多くの人にとって最大の「アメリカンドリーム」です。ただホームオーナーになるといろいろな優遇措置が受けられる代わりに、維持管理の責任も負わなければなりません。あなたの「アメリカンドリーム」実現のタイミングはいつごろになりそうですか。
