あるきっかけで一年間ほどホームレスシェルターで週一度朝ご飯を作って配る、というボランティアをしたことがある。精神障害のある男性用のシェルターであったが、全員薬を服用しているせいか、朝が早いせいか、動作もゆっくりで言葉数も少なく、食事をトレーに入れてあげると少しにっこりして「Thank you」といって席に着く。こちらもそんなやりとりに慣れてルーティンになったころ、一人の入居者が私に「God bless you」と声をかけてくれた。ドキッとした。「私がやっていることは神様に祝福されるような正しいことなのだ」と思うと涙が出そうになった。ご飯を作ってあげているのではなく、作らせていただいているのだ、と気づき、眠いことも大変なこともいっぺんに吹き飛んでしまった。その後も機会があるたびに喜んでボランティアをさせていただくようにしている。
Sakiko Adachi |
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2007年05月 |
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