アメリカ生活こぼれ話 英語上達法 Bridge Apr 2003
皆さんは算数ができるようになるカギは何かご存知ですか。「計算問題を繰り返し練習すること」と私なら答えるところですが、アメリカの小学校で長年教えてきた先生によるとそれは「英語をきちんと読めるようになること」なのだそうです。つまり数字のロジックをきちんと理解するためには言葉の基礎が大事、というわけです。では英語をすらすら読めるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。それは当たり前のようですが、とにかく読むことです。子供さんに英語をマスターさせようとお考えでしたら、そのお子さんの年齢に合った本を片っ端から読んであげることです。「私の発音で大丈夫でしょうか」と心配なさる方もいますが、お父さんやお母さんの声で心をこめて読んであげる、ということが大切なのです。子供向けの本をいっしょに読んでいると、日本とアメリカの文化や価値観の違いもわかって興味深いものです。
かつて生物学でノーベル賞を受賞した利根川進さんも、はじめてアメリカに留学することが決まったとたん生物学の勉強をストップして、しばらく英語のみを猛勉強したそうです。利根川さんのような生物学者といえども、英語で専門分野を議論できなければ認めてもらえないからです。
私のおすすめ英語上達法はミステリー小説を読むことです。何しろ犯人がわかるまではやめられないので必ず最後まで読みたくなりますし、社会問題や法律にも詳しくなれる、というおまけ付です。ましてや映画化なんかされると、「私、原作を読んだんだけど・・・」とちょっと自慢もできますし、パーティでの会話にも花が咲きます。「英語の本はちょっと・・・」と言う方も、一度本屋さんのミステリーコーナーをのぞいてみませんか。
