2005年4月 Archives

不動産エージェント 安立早輝子 (Sakiko Adachi)

Windermere Silicon Valley Properties
13000 Saratoga-Sunnyvale Road, Saratoga, CA 95070
Tel: 408-868-1427(日本語直通) Office: 408-868-0990 Fax: 408-868-0999
Email: sakiko@adachihome.com

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HWY85の S De Anza Blvd で、De Anza Blvd を南へ行く方向へ出る。 De Anza Blvd を南へ1マイル、途中でDe Anza Blvd が Saratoga Sunnyvale Rd にかわり、左手にショッピングセンターを 過ぎるとすぐの左側。”Windermere” のサインのある一階建ての建物。

風邪退治なべ Mar 2001

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カリフォルニアといえども、肌寒い日が続いていますね。風邪をひいてしまわれた方も多いかと思います。私が日本にいたころ入会していた婦人の友の読者の会で、教えてもらった「風邪退治なべ」というのをご紹介します。家事研究家の町田貞子さんも、五人の子供さんの子育て中、誰かが鼻をグスグスさせていると、必ずこのなべを作ったそうです。食べ終わるころには体がぽかぽか温まって、風邪が吹っ飛んでしまうので、「風邪退治なべ」というのだそうです。

材料(四人分)

白菜
1-1/2 株
豚バラ
600グラム
えのき茸
2束
春雨
100グラム
生姜、にんにく
たくさん入れたほうがおいしい。
作り方
  1. 白菜はざく切りにし、豚ばら肉の薄切りの間に、生姜とにんにくとをできるだけたくさん、薄く切ってところどころにはさんで香りをつけておきます。
  2. 深めのなべにお湯をたっぷりと煮立て、塩一つまみとにんにく、生姜を入れて煮、白菜、豚肉の順で入れます。
  3. この鍋は余計なものを入れないほうがおいしいのですが、えのき茸や春雨はよく合います。煮えたら全部引き上げてから、新たに材料を入れるようにします。
  4. 薬味はもみじおろしに醤油と柚子、レモンなどで。
  5. 最後はお餅やご飯を入れ、豚とにんにくの味がよく出ただしの ”おじや” を楽しみます。
ImpossiblyEasyBaconPie
(Bisquick Recipeより抜粋)

文字どおりだれにでも簡単にでき、子供にも大人にも喜ばれるベーコンパイです。パイと名前はついていますが、出来あがりはキーシュのよう。Bisquickを使うのでパイシェルを作る手間が省け、日曜日のブランチにもポトラックの一品にも最適です。ベーコンのかわりにハムやシーチキンを入れてもおいしいし、今旬のアスパラなどを加えるのもよいでしょう。

準備時間20分、オーブンに入れて40分

材料(6人分)

ベーコンスライス
12枚
スイスチーズ
1カップ
玉葱のせん切り
1/3カップ 青ねぎでもよい)
Original Bisquick
1/2カップ
牛乳
1カップ
コショウ
小さじ1/8
2個
作り方
  1. オーブンを400度に予熱し、9x1-1/4インチのパイ型には油をしいておく。
  2. 1のパイ型にカリカリに焼いて砕いたベーコン、玉葱のせん切り、おろしチーズを入れる。
  3. 残りの材料を混ぜ合わせ、2の上から流し込む。
  4. オーブンで35~40分間焼いてできあがり。5分間おいてからいただきます。
和食というとアメリカでは、寿司、天ぷら、照り焼きが御三家ですが、アメリカ人ゲストのためにもう作り飽きていませんか。

「鶏肉ののグリエ」は、アメリカ人ゲストの舌をちょっと冒険させ、グルメにしたいなと思っている方にお勧めです。材料はシンプル。料理も簡単。香ばしいお味噌の風味でアメリカ人の和食レシピが広がります。

材料(6人分)

鶏もも肉
〈骨つき)
ライム
少々
たれ
みそ、蜂蜜、酒、ニンニク、生姜
作り方
  1. 鶏肉は中ほどの関節で切り、さらにいただきやすい大きさに切ります。
  2. みそ1/2カップに対し、蜂蜜大さじ2~3杯、酒 大さじ3、おろしにんにく、生姜各少々を 加えトマトソースくらいのとろみのたれを作ります。
  3. 2に鶏肉を加えて混ぜ、たれごとビニール袋を二重にした中に移し、しっかり口を閉じて冷蔵庫に入れておきます。小さく切った場合は2、3時間、大きく切った時は4、5時間が目安です。
  4. 強火のオーブンの上段か、バーベキューの網焼きにします。こんがり焼き色がついて中まで火が通ったらくし形に切ったライムを添えて盛り付けます。
材料 (4ダース分)

ショートブレッド

バター
1.5 カップ
砂糖
1 カップ
バニラエッセンス
大さじ1杯
小麦粉
3 カップ

チョコレートグレーズ

生クリーム
1/4カップ
セミスィートチョコレートチップ
1カップ
コーンシロップライト
小さじ2杯
作り方

ショートブレッド

  1. オーブンを325度に余熱します。
  2. ボウルにバターを入れ、ミキサーを使ってなめらかになるまで混ぜ、砂糖、バニラエッセンス、小麦粉の順に加えてよく混ぜ合わせます。
  3. 生地を2等分しラップに包んで、固くなるまで冷蔵庫で休ませます(約1時間半)。
  4. まな板の上に小麦粉をまぶして、生地を置き、めん棒で1センチくらいの厚さにのばす。
  5. 小麦粉のついたハート型のクッキーカッターで生地をくり抜きます。
  6. クッキーシートにハート型のクッキーを並べて16~18分焦がさないように焼きます。

チョコレートグレーズ

  1. 生クリームを小鍋に入れ、沸騰したら火からおろし、チョコレートチップとコーンシロップを入れ、ふたをして15分間おきます。
  2. チョコレートグレーズに泡を作らないように、木べらでよく混ぜます。
  3. ショートブレッドクッキー半分、または全部をグレーズに浸し、ワックスペーバーをしいた クッキーシートに並べ、冷蔵庫で約10分さますと出来上がりです。
サマータイムに入り、日が長くなりました。しばらくご無沙汰していたバーベキュー・グリルのカバーをとって、わさびを使ったこんなバーベキューを試してみませんか。

材料

ビーフ・テンダーロイン(ひれ肉)
3ポンド
レモンの皮
少々
ブラックペパー(砕いたもの)
少々

マリネード

カップ1/2杯
醤油
カップ1/2杯
ナツメグ
少々
アニス(Anise)
小さじ1/8杯 (潰したもの)
シナモン
小さじ1/8杯
西洋わさび
小さじ3杯
胡椒
小さじ3杯
ニンニク
小さじ2杯 (細かく刻んだもの)
砂糖
大さじ2杯
レモンジュース
カップ1/3杯
作り方
  1. ヒレ肉の脂身と皮をとり、約2センチ間隔で切り込みを入れます。
  2. 切り込みに胡椒をふりかけ、すりおろしたレモンの皮を挟んでおきます。
  3. ボールにマリネードの材料を入れて混ぜ合わせ、2の肉を最低8時間、最高72時間漬けておきます。
  4. バーベキューした肉を好みの厚さにスライスし、温めたマリネードのつけ汁を上からかけます。
  5. 西洋わさびの代わりに和風わさびを使ってもいいです。
甘辛いドレッシングとピーナツの香ばしさがしみ込んだ、オリエンタル風なパスタサラダを試してみませんか。

材料

スパゲティ
1ポンド
とうがらし(砕いたもの)
小さじ1杯
コーンオイル
1/4カップ
セサミオイル
1/2カップ
蜂蜜
大さじ6杯
醤油
大さじ5杯
小さじ1杯
香菜のせん切り
1/2カップ
ピーナツ(砕いたもの)
3/4カップ
ねぎの小口切り
1/2カップ
ごま
大さじ2杯
香菜のざく切り
少々
作り方
  1. スパゲティを茹でてざるにあげ、水気をよく切ってからガラスのボールに入れる。
  2. フライパンにとうがらし、コーンオイル、セサミオイルを入れ、中火で2分間混ぜ合わせる。
  3. 2に蜂蜜、醤油、塩を加え、茹でたスパゲティとよく混ぜ合わせる。
  4. 3にサランラップをして、冷蔵庫で最低4時間、または一晩冷やす。
  5. 食卓に出す前に、香菜のせん切り、ピーナツ、ねぎを入れて混ぜ、最後にごまと香菜を散らして出来上がりです。

お料理レシピ

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アメリカンクッキング。 アメリカでの食材を使った和食。 パーティなどでよろこばれるアメリカ人好みの日本食など。
家の中でどこを手直しするのが、売るときのリターンが一番大きいと思われますか。売るときに、かかった費用が一番多く戻ってくるのがキッチンのリモデルであるといわれています。最近のリアルター向けの記事の中に、キッチンを直すことによって費用の84%がもどってくるという報告がありました。キッチンをリモデルするといっても、具体的にはどのようなところを直せばよいのでしょうか。この記事に掲載されていた例をご紹介しましょう。

修理内容(200 sq. ft.のキッチンの場合)

キャビネットの表面の再処理(凹凸のある木製ドアに取り替え)、作り付けのオーブン、レンジ、ラミネート材のカウンタートップ、平均的な値段のシンクと蛇口、壁紙、床の張り替え、ペンキ塗り。

以上でかかる費用が全国平均で$14,847です。88%のリターンということは、$13,000ほど戻ってくることになります。ただしアメリカの中でも特に不動産の高いサンフランシスコですと、費用も高く($19,000)かかる代わりに、リターンはなんと147%、つまり$27,800が、売却時にもどってくるそうです。

トータルなリモデルをする余裕がなくても、上の例のように、床やカウンタートップを替えたり、キャビネットの表面を取り替えたり、新しいオーブンやレンジを入れたり、ペンキを塗り替えたりすることで、十分フレッシュで清潔感のあるキッチンにすることができます。

泥棒にとって入りやすい家とは、外から気づかれずに進入しやすい家です。今回はちょっとした心がけで、防犯に役立つ家の設計方法をあげてみました。

<フロントヤード>

  1. 出来るだけオープンにして、侵入者が外部から見えるようにすること。たとえば低木は3フィート以下に抑えて刈り込み、高木は地上7フィートまでは枝を払い、不審な人物が隠れる場所をなくす。
  2. もしフロントヤードにフェンスを作る場合には、ピケットフェンスにして中が見えるようにしておく。
  3. 軒にモーションセンサーライトを設置して、壁に近づく侵入者の影が外からくっきり見えるようにしておく。
<バックヤード>
  1. 窓の下にトゲのある植物を植える。ただし窓がかぶってしまわないように剪定しておくこと。そうしないと火事の時、中から逃げにくくなる。
  2. 二階の窓まで上って行けそうな木の枝は払ってしまう。
  3. 塀にそってトゲのある植物を植える。たとえばつるバラやブーゲンビリアなどを植えれば、見た目も美しく、侵入者も防いでくれて一石二鳥。
  4. 犬を飼っていると、不審な侵入者に向かって吠えたて、注意を引く。
Sunset Magazine3月号より

ロケーション
家の価値を決める一番大事な要素です。同じ間取りで同じ築年数の家でも、ロケーションによって値段が大幅に変わります。
競争
家を購入しようと探している人は、あなたの家と競争している物件と比較をします。競争物件とは、その地域で過去数ヶ月に売られた物件と、今マーケットに出ている物件をさします。
タイミング
家の値段は、売りに出したときの不動産マーケットの状態に左右されます。不動産マーケットは人の手で操作することができないので、販売状況をよく分析して、それぞれの家に合った柔軟なマーケティング計画を立てることが大事です。
家のコンディション
家のコンディションの良し悪しが、家の値段や、販売までの時間を左右します。買い手は、第一印象で買うかどうかを決めることがあるため、家の見た目をよくすることで、買い手の印象を良くすることができます。
値段
できるだけスピーディーに売るためには、最初から妥当な値段をつけることが大事です。近所の不動産の販売状況を調べて、値段を決めるのがベストです。
サマータイムが終わり、日暮れが早くなると、自然と人恋しくなり、家路に向かう足取りも速くなってきます。そんな時、家の玄関のドアにリースを見つけると、ほっとした気分になるものです。これからの季節はハロウィン、感謝祭、クリスマスと人の出入りが多くなる   時期。玄関のリースはあなた らしさの  表現。 あなたの個性を生かしてひと味違ったリースを季節に合わせて飾ってみませんか?

リースには月桂樹、ドライフラワー、ユーカリの葉など植物がよく使われますが、キャンディ、 ドライフルーツなどでも作れます。子供時代に愛用した人形、玩具などを取り出してユーカリの葉などと組み合わせると、ノスタルジックなリースができます。子供部屋にいかがでしょうか。引越祝いにお花のかわりに、リースを贈るというアイディアもあります。1990年には湾岸戦争のために、ペルシャ湾でクリスマスを過したアメリカ人兵士たちに、500個ものクリスマスリースが寄贈されました。リースはいつどこで見ても、私達にほのぼのとした気分を与えてくれます。玄関にかけられたリースの記憶は、アメリカ人にとってスィートホームの想い出の大切な一部なのです。

Web Pageでリース(wreath)と検索してみてください。80件近いヒットがあるはずです。リースの作り方、ワークショップの紹介から、販売、ファンドレイジングにいたるまで盛りだくさんの情報があります。

アフター・クリスマスセールが終わらないうちに、もう店先にはバレンタインデーの真赤なハートがあふれています。バレンタインデーの祝い方は国によってさまざま。日本では女性から男性にチョコレートが贈られますが、イギリスでは、主として男性から女性にキャンディや花束などを贈るそうです。でも、アメリカでは、バレンタインデーはむしろ皆で祝うものというイメージが強く、恋人同士に限らず、家族や職場の同僚にもカードを贈ります。

バレンタインデーの起源については諸説ありますが、いずれも3世紀のローマの司祭バレンタインをめぐるエピソードです。当時の皇帝クローディアスII世が、「男は独身のままの方が『立派な兵士』になる」という理由で、若い男の結婚を禁止しました。一説では、これに反対した聖バレンタインは、皇帝に隠れて若いカップルを結婚させたところ、これが発覚して聖バレンタインは死刑に処されたといいます。愛するカップルを救おうとして処刑された聖バレンタインが、死刑の前日に刑務所の看守の娘にカードを贈ったと言い伝えられ、これがバレンタインにカードを贈る伝統になったと言われています。

昨今のシリコンバレーは、かつてのゴールドラッシュの時のように殺伐としていると言われます。愛する人への心配りを忘れていませんか?バレンタインデーにはよいチャンス。プレゼントにカードをそえて贈りましょう。インターネットのE-Card<http://www.send.greetings.yahoo.com>もシリコンバレーらしい。ちょっと凝って写真を挿入してみてはどうでしょう。ハート型のクッキーやケーキのレシピも簡単にダウンロードできます - さて、あなたの愛のレシピは?

バブルの時にはすっかり姿を消していたガレージセールが、最近あちこちで目につくようになりました。Foothill College(第三土曜日)やDeAnza College(第一土曜日)で毎月開催される蚤の市にも、バーゲンを求めて出かけたり、ブースを構えて不要品を持ちこむ人が戻って来ているようです。時々私も足を運ぶことがありますが、掘り出し物を見つけた時は、バーゲンハンターの資格を得たようで嬉しくなります。Art & Wine Festivalとはまた違った楽しみがあります。ブースを構えるには$15前後必要ですが、この売上金は学校の音楽やドラマクラブなどに寄付されるという事実も心温まります。

不要品をリサイクルする別の方法としてConsignment Storeもあります。まだ品質はいいのに飽きてしまった洋服や家具がだれにも必ずあるはずですが、これを持ち込むと、売れた場合、売値の半額が手に入りますし、高級家具を安価で買うこともできます。

ゴールドラッシュのメンタリティだと言われたシリコンバレーですが、このように身近にあるものにもう一度目を向けリサイクルしていくことは、物を 大切にするという意味で、浪費時代に育っている若い世代への良い手本になるのではないでしょうか。 一度足を運んで見ませんか?

最近の統計によると、10人のうち6人が肥満なのだそうです。生活様式の変化によって大人のみならず子供の間でも肥満が増え、彼らがかかえる精神的・肉体的な問題が深刻化しています。また長年批判の的となってきた、アトキンズ博士のステーキを中心とした高脂肪・低炭水化物のダイエットが「やはり効果がある」と再び脚光を浴びるなど、マスコミでダイエットの話題がない日はありません。

先日オプラ(Oprah)のトークショーでも肥満を特集しており、300ポンドを超える参加者達が、その辛さと苦労を訴えていました。オプラは持ち前の暖かさで彼女らの悩みを聞き、食べることを抑えきれない原因を、食べ物中毒と診断していました。つまり肥満の人たちは精神的な苦しみを抱えていて、ちょうどアル中の人がお酒で苦しみを癒すように、食べることで自分をなぐさめているということです。ですから食べ物中毒の人たちは、肉体的な空腹が満たされた後も、精神的な空腹を満たすために食べつづけてしまうことが問題なのです。

ちなみに私自身も仕事のタフな交渉の後などにフッとチョコレートやキャンディーに手をのばしてしまうことがあります。もちろん空腹だからではなく仕事を一つ終えると瞬間的にぽかっと隙間があいたような気になり、それを無意識に手近な甘い物で満たそうとしているのだと思います。

精神的な空虚さから食べ物に手をのばしてしまう私達に向けて、オプラは彼女のサイトOprah.comでいろいろなアドバイスをしています。たとえば自分の苦しみから目をそらさずに、勇気をもって向き合うこと、日記をつけること、自分を好きになり幸せになる価値のある人間だと確信すること、などダイエットから始まって全面的な自己改善をしながら幸せになる方法やプログラムがたくさん紹介されています。

とりあえず自己改善の第一歩として、私はこのコラムを書き終わっても甘いものを食べないようにしよう、と決意しました。代わりに今足元で寝ている犬のサニーを抱きしめて「おかあさんコラム書き終わったよ、えらいでしょう」と言うことにします。

日本のテレビなどで、よく「片付けられない人」の特集をしていますが、アメリカでもなかなか家が片付かないという悩みを持つ人が多いようです。かく言う私もその一人で、先日もFeng Shui(風水)の見地から、どのように家中のガラクタをなくしたらよいかという本を読んでいたら、「この本は普通の本に比べて小さいサイズに作ってあります。なぜならこの本を買うことによってあなたのガラクタの量を増やさないようにするためです。」とあり、あわてて見回すと、棚にもテーブルにも「片付け」のヒントを書いた本が散乱している状態。数えてみるとなんと11冊もあり、それらがもともとあるガラクタに拍車をかける形で部屋をよけいに散らかしていたのです。

11冊も読むとアメリカと日本の片付けに対する考え方の違いが見えてきます。日本では片付けられないことをまるで罪悪のように扱いますが、アメリカでは片付けられない人を決して責めません。片付けられないのは自然なこと、あなたが悪いのではありません、というスタンスです。たとえばMarla Gilleyは、「まず台所のシンクだけぴかぴかにするところから始めましょう」というユニークなスローガンを掲げ、「赤ちゃんの歩みのように少しずつできるようになればいいのです。挫折したらまたやり直せばいいのですから」とアドバイスします。彼女はタイム誌でもとりあげられたWebsite(Flylady.net)も持っており、「洗濯物は今どこですか?」「一度にできなくても赤ちゃんの歩みでいいのですよ」など、ずぼらな私達を励ます言葉が満載です。日本のように罪悪感を持たせて片付けさせようとするよりも、励まして褒めるアメリカのやりかたの方が、効果がありそうに思います。少なくとも私は前よりもちょっとだけ片付けがうまくなった気がします。もちろん赤ちゃんの歩み程度の進歩ですが。

皆さんは算数ができるようになるカギは何かご存知ですか。「計算問題を繰り返し練習すること」と私なら答えるところですが、アメリカの小学校で長年教えてきた先生によるとそれは「英語をきちんと読めるようになること」なのだそうです。つまり数字のロジックをきちんと理解するためには言葉の基礎が大事、というわけです。では英語をすらすら読めるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。それは当たり前のようですが、とにかく読むことです。子供さんに英語をマスターさせようとお考えでしたら、そのお子さんの年齢に合った本を片っ端から読んであげることです。「私の発音で大丈夫でしょうか」と心配なさる方もいますが、お父さんやお母さんの声で心をこめて読んであげる、ということが大切なのです。子供向けの本をいっしょに読んでいると、日本とアメリカの文化や価値観の違いもわかって興味深いものです。

かつて生物学でノーベル賞を受賞した利根川進さんも、はじめてアメリカに留学することが決まったとたん生物学の勉強をストップして、しばらく英語のみを猛勉強したそうです。利根川さんのような生物学者といえども、英語で専門分野を議論できなければ認めてもらえないからです。

私のおすすめ英語上達法はミステリー小説を読むことです。何しろ犯人がわかるまではやめられないので必ず最後まで読みたくなりますし、社会問題や法律にも詳しくなれる、というおまけ付です。ましてや映画化なんかされると、「私、原作を読んだんだけど・・・」とちょっと自慢もできますし、パーティでの会話にも花が咲きます。「英語の本はちょっと・・・」と言う方も、一度本屋さんのミステリーコーナーをのぞいてみませんか。

先日スピード違反をしてしまい、安全運転の講習を受けるはめになりました。その講習の中に、「時間の管理」というレッスンがあり、「スピード違反をしないためには、時間の管理をきちんとして常に余裕を持って出発することが大切」ということが強調されていました。あわてているとついスピードを出しすぎる上に、注意力が散漫になり、普段よりもいい加減な運転になるため事故につながりやすいのです。それを防ぐには、時間を上手に使ってあせらずに運転できるようにすることが大事というわけです。私達はこの当たり前のことを忙しい日常の中でついつい忘れてしまいがちです。

先日サンフランシスコで講演会をされた医師の日野原重明さんは、90歳を過ぎても医師の仕事、執筆、講演などをバリバリこなしているだけあって、時間を上手に使う工夫をいつもしているそうです。彼によると「"寿命"とは与えられた自分の時間のことである。その時間をどう使うかは、あなたたちが手持ちの時間をどう使うかということによって決定される」とのこと。そして賢明な時間の使い方として、「創めること」、つまり新しいことに挑戦して、今までとは別の世界を切り開いていくことを勧めています。一人一人自分の生活をデザインして自分らしい時間表を作り、何に重点を置きたいかをはっきりさせるのがコツだそうです。

日野原さんの言うように、楽しく熱中できるものがあると、時間を無駄に使うこともなくなると思います。心にも余裕ができて、自分も他人も大切にしようと思う気持ちが運転にも反映されて自然に安全運転になるのではないでしょうか。

アメリカに住んでみると、ボランティアの大切さを痛感させられる。うちの子供が4年間お世話になった高校のマーチングバンドでも、遠征の付き添いを始め、資金集めのためのイベントの企画や運営、はてはユニフォームのサイズ合わせに至るまですべて親のボランティアである。高校くらいになると子供が学校の様子をあまり親に話さなくなるので、ボランティアを通して子供と一緒に活動するのは親にとっても貴重な経験である。

あるきっかけで一年間ほどホームレスシェルターで週一度朝ご飯を作って配る、というボランティアをしたことがある。精神障害のある男性用のシェルターであったが、全員薬を服用しているせいか、朝が早いせいか、動作もゆっくりで言葉数も少なく、食事をトレーに入れてあげると少しにっこりして「Thank you」といって席に着く。こちらもそんなやりとりに慣れてルーティンになったころ、一人の入居者が私に「God bless you」と声をかけてくれた。ドキッとした。「私がやっていることは神様に祝福されるような正しいことなのだ」と思うと涙が出そうになった。ご飯を作ってあげているのではなく、作らせていただいているのだ、と気づき、眠いことも大変なこともいっぺんに吹き飛んでしまった。その後も機会があるたびに喜んでボランティアをさせていただくようにしている。

6月30日午前12時、ハリー ポター第5作目が発売となった、何時間も前から列を作っていた子供達が本屋になだれこんだ。中には本屋の床に座り込んで読み始める子供も出るほどで、その凄まじい人気はとどまるところを知らない。実は私もハリー ポターシリーズの大ファンである。最初は「子供の本でしょ」と何となく軽く思っていたのだが、Time誌やOprahなどで大々的に取り扱われているのを見て、何気なく手に取った一作目を読み始めたら止まらなくなってしまった。よくジョン グリッシャムやパトリシア コーンウェルのミステリーは「ページターナー」、つまり内容がおもしろく、どんどんページをめくりながら読める本、として知られているが、ハリー ポターは究極のページターナーである。しかもグリッシャムのように法曹界の裏側のドロドロしたものを暴いたり、コーンウェルのように残忍な連続殺人の生々しい描写があるわけでもないのに、最後まで一気に読ませてしまうという筆者の力量はすばらしい。

孤児でいじめられっ子のハリーは、ある日自分が魔法使いだと知らされる。そして夢や不安を抱えながら、魔法使いの学校に行く。そんな設定に子供達は親近感を抱き、ハリーの中に自分の姿を見る。そしてハリーが勇気を持って様々な敵に立ち向かっていく姿に共鳴し、心の底から応援する。そのへんが人気の秘密だと言われている。私も早く目の前にある新作を読みたいのだが、一旦始めると止まらなくなることがわかっているので、仕事が一段落するまでの、楽しみなお預けになっている。

皆さんは、「ドアマットになる」という表現を聞いたことがありますか。ご存知のようにアメリカの家では、入り口でドアマットで靴についた泥をぬぐって中に入りますね。でもその時ドアマットに注意を払う人がいるでしょうか。ドアマットの立場で見ると、皆に踏まれた上に、泥まで落としてあげているのに誰も感謝どころか関心も向けてくれません。そんなふうに皆の役に立っているのに、感謝されない人のことを「ドアマット」と呼ぶのです。一番ドアマットになりやすいのは家庭にいる主婦です。このドアマット現象は、女性解放が進んでいるはずのアメリカでも顕著です。

先日雑誌にこんな記事が載っていました。小さい子供を持つ母親のジョーンは、以前は子供が昼寝を始めるとすぐにたまっていた家事を片付けていました。疲れていても家事をしていたのは「自分のために何かをすると気がとがめた」からでした。でもある日家事をする代わりに、小説を手にとって読み始めたとき、彼女は心が開放されていくのを感じました。その後は週に3回は子供のお昼寝中に「罪悪感なしに」本を読むようになりました。「自分のために時間を過ごすことで、気持ちが落ち着いてイライラしなくなった」そうです。疲れてきたな、と感じたら、ドアマットにならないためにも、「自分のための時間」を少し確保することを自分自身に許してあげましょう。

日本では最近正社員と非正社員の間の垣根がだんだん低くなってきている。企業はコスト削減などで正社員の数を減らして、その分の仕事を外部から専門技能を持った人を連れてきて契約社員としてやってもらうというパターンが増えているらしい。契約社員として働く人たちが正社員以上の成績を上げている会社も出てきている。契約社員は実績を上げることが直接の評価となるので、働く意欲も勉強心も強くなる。それが逆に正社員の刺激となって全体の業績が上がる、というのが企業の狙いであろう。

私達リアルターもほとんどが契約社員として働いている。売上の一部を会社に払って、会社のサポートを受けている。売上がなければ収入もなし、という厳しい世界である。なぜ私がこの仕事を選んだかと言うと、時間が自由になるからである。3時過ぎに子供たちを学校に迎えに行って、いっしょにおやつを食べ、その後子供のお稽古やスポーツに付き合って、夕食を作って家族全員で食卓を囲む、という生活を大事にしようと思うと時間に融通のきく仕事に限られてしまう。土、日は子供のスポーツや音楽の予定がいっぱいで、どこも出かけられない。そうなると平日に夕方まで働けない分週末に働けばちょうどフルタイムになるリアルターが私にはぴったりに思えた。

時間が自由になる、といってももちろんお客様の時間に合わせることが最優先であるし、マーケットの勉強も欠かさないようにしなければならない。家事もお料理も要領が悪く、なかなか全部を上手にこなせない。いかに時間を上手に使うかの修行がまだまだ続きそうである。

家を買うときのチェックリスト

マーケットに出ている売り家の数は、あいかわらずサンタクララ郡全体で五千件あまりで、落ち着いています。 買い手にとっては、金利も低く、選択肢も広いので、買いやすい状態が続いています。今後どのように値段が変化するのか、水晶玉で占ってもらいたいような気分ですが、専門家や消費者が市場全体をどのように判断するかで決まっていくものと思います。

今回は、現在あるいは将来住宅の購入を考えている方のために、役に立ちそうなチェックリストを作ってみました。

1. ロケーション
(1) 子供さんのいる方は特に学校区をどこにするか、ということが最大の関心事だと思います。 点数だけではなく、各学校が提供しているユニークなプログラムなども含めてそれぞれの子供さんに合った学校区を選択することが大事です。 
(2) 会社にお勤めの場合には、通勤距離やルートも重要なファクターです。 どの位の通勤時間までならOKかということを決めて、その範囲内で探さなければなりません。
(3) 静かな住宅地が好きなのか、あるいはスーパーやレストランが歩いて行けるような距離にあるほうが好みなのかによって、ロケーションが変わってきます。

2. 部屋の数
(1)家族の人数や、来客の多さによって、理想的な部屋数が決まります。 たとえば  来客の多い家は、専用のベッドルームやバスルームがあると、家族の生活が煩わされることなく、人に泊まってもらうことができます。
(2)アメリカの家で、最も使われる回数が少ないのは、フォーマルダイニングルームだと言われています。 それぞれのライフスタイルによって本当にフォーマルなダイニングやリビングが必要ならば別ですが、ファミリールームと兼用にすればその分だけ安い物件を手に入れることができます。

3. 一軒家か集合住宅化か
(1) 一軒家の場合は、庭があり、ガーデニングをしたりペットを飼ったりできますし、家の改築や改装も自由にできます。 そのかわり家の維持と管理もすべて自分で行わなければなりません。
(2) コンドミニアムやタウンハウスの場合は、共益費を払って、外回りを管理組合に管理してもらいます。 外観はいつもきれいに整備されているので、忙しくて庭や家の手入れのできない人にとっては好都合です。 ただそれぞれの管理組合のルールに従って、景観や駐車の仕方に注意しなければなりません。

4. どんな設備が必要か
(1) 暑い日にはプールがあると嬉しいものですが、維持管理に費用がかかります。子供さんが小さい場合には、柵をしてカギをかけておくなど手間もかかりますが、泳ぎが得意な人にとっては仕事の後の一泳ぎが最高の贅沢にもなります。
(2) エアコンは、妊婦さんや、赤ちゃんにとってはぜひ欲しい設備ではないでしょうか。 タウンハウスなどではエアコンが付いていなくても、将来つけることができるかを確認することが大事です。
(3) カーペットがいいか、ハードウッドがいいかは、それぞれのライフスタイルや好みに左右されます。 木目調で傷がつきにくいラミネートの床材も最近では人気です。

この他にも、いろいろなチェック項目があると思いますが、いずれにしても家を選ぶプロセスを通して、生活スタイル全体を見直すいい機会になるのではないでしょうか。

9月11日に起きたテロ事件は、アメリカ全土に深い悲しみをもたらし、人々の心に深い傷を残しました。 シリコンバレーの経済も、事件直前まではわずかながら回復の兆しを見せていたのですが、事件後株価が不安定となり、予測がますます困難になりました。一つ確実なことは、ブッシュ大統領を先頭にアメリカ全体が一丸となって、アメリカ経済を立て直そうと努力を始めたことです。 連邦議会も党派を超えて大統領のリーダーシップを支持しており、「ここでくじけてしまったらテロリストの思うつぼ、私達の誇る自由社会を今まで以上に必ず発展させてみせる」という強い決意が感じられます。 また空港や飛行機の安全確保が強調され、そのためのテクノロジーの需要が高まってくれば、シリコンバレーに対する期待も増大するでしょう。

今回は住宅の購入、あるいは売却を考えている人のために、現在のマーケット状況をお伝えします。

今が購入のチャンス
最近では去年のような競争をする必要がないために、買い手の人はゆっくり何軒も見て歩いてからオファーを出すことができます。 また去年は頭金(ダウンペイメント)が少ない買い手は見向きもされませんでしたが、今年に入ってからは、たとえ頭金が少なくても、ローンのプリアプルーバルがあれば、気に入った家を買うことが可能になりました。 うちのオフィスでも、今年に入ってからの買い手はほとんどが、初めて家を購入する、いわゆるファーストタイムバイヤーで、最近では5%の頭金で成立する取引もよく目にするようになりました。また連銀の度重なる金利引下げによって、ローンも借りやすくなりましたし、返済額も少なくてすむようになりました。 このような状態がいつまで続くかは予測不可能ですが、現在アメリカは国を挙げて経済の立て直しを図っており、この努力が実っていつかは経済が回復すると思われます。 ですから頭金が少なくて今まで買い控えてきた人にとっては、経済が回復する前に購入しておくいいチャンスかもしれません。

売却を考えている人へ
家をマーケットに出すだけですぐに売れた去年とは違って、最近ではしっかりしたマーケッティング計画がないといつまでも売れ残ってしまいます。 アメリカでは若いうちから持ち家を奨励するような税制になっているため、常に買い手はたくさん存在しています。 オープンハウスをしていてもたくさんの買い手が様子を見に来るのが普通です。 ただ今年に入ってからは、じりじりと住宅の値段が下がってきているため、もっと下がるのではないかと思って様子を見る買い手が多いのも事実です。 買う準備はできているのだけれど、本当にいいと思う家に出会うまで気長に待とうという買い手が大勢います。 つまりそのような買い手に、あなたの家は買う価値のある家だと思わせるようなマーケッティング努力が必要となります。 複数のリアルターに相談して、一番納得の行くマーケッティングプランを持った人に頼むことをお勧めします。

最近のニュースでは、景気の落ち込みも最悪の時期は終わった、という報道が多くなりました。 住宅市場でも、9月のテロ事件以後活動を一時休んでいた買い手がもどってきて、市場も少しずつ活気づいてきました。しかし景気の先行きにまだまだ不安を抱いている人も多いかと思います。 そんな時に強い見方になってくれるのが持ち家のエクィティ-を利用したローンではないでしょうか。 エクィティというのは家の市場価格から借金の部分を差し引いたもので、最近のタイム誌でもこのエクィティを元にしたローンを「新しいタイプの失業保険」と呼んで利用を勧めています。 

エクィティローンの中でも一番手軽なのが「Home Equity Line of Credit」と呼ばれるもので、 申し込みさえしておけば、いつでも必要な時に現金を手にすることができるものです。ただ簡単に数万ドルから数十万ドルのお金が使えるので、使い道をよく考えて計画的に引き出さないと後で困ったことになります。 このようなローンの上手な使い方をいくつかあげてみました。

1. 緊急時に利用する。急な病気やケガで多額の医療費が必要になった時や、仕事を失った時に生活費に当てられるお金がある、というのはまさに天からの贈り物です。 このような時に備えていつでも借りられる手続きをしておくことが大事です。

2. リモデルなど家の価値を高めるために使う。将来家を売る時に少しでも高く売れるように、特にキッチンやバスルームなどの水周りを中心にリモデルすることをお勧めします。 リモデルというのは住む人も楽しめる上に、売ったときにも見返りが来る、というとても賢い使い道です。

3. 子供の教育に投資する。 大学の学費はどんどん値上がりするのに奨学金を受けるには収入が多すぎる、という人達の間でポピュラーな使い方です。

4. クレジットカードなどの借金を整理する。 クレジットカードの利子に比べると、ホームエクィティの利子のほうが格段に安い上に、エクィティローンはある程度まで利子分が非課税となるため、全体の負担がかなり軽くなります。

5. 消費財を買う。欲しかった新車が買えて、海外旅行にも行ける、というのはたいへんな魅力ですね。 ただ、いくら家を元手にした安心できるローンとはいえ借金は借金です。「買おうと思えばいつでも買える」と気持ちの上で贅沢をしておいて、緊急時のためにとっておく、というのが一番賢明な使い方かもしれませんね。

2002年に入って、ここベイエリアの住宅市場は活気を取り戻してきました。 最近ではあちこちでマルティプルオファーが見られ、言い値よりも高く売られていく物件が目立つようになりました。去年のテロ事件から社会全体が立ち直り、消費者市場にも明るさが戻ってきた感じです。 

先日厳戒態勢の中で行われたスーパーボウルのテレビ中継でも、愛国主義的なコマーシャルは姿を消し、お祭り気分を盛り立てるような内容のものがほとんどでした。 とりわけ、最後まであきらめずにどんどん攻撃を続けたペイトリオッツのクオーターバック、ブレイディ選手の姿に胸を打たれた人も多かったのではないでしょうか。 ついに逆転優勝を遂げた瞬間はまさに感動的で、アメリカ中が明るい気分に満ちました。 そのような中で今年も税金の時期が来ましたが、ホームオーナーには数々の優遇措置が用意されていますので、今回はそれらを見ていきたいと思います。 

1. 住宅ローンにかかる利子と固定資産税は課税控除となる
IRSのガイドラインによると、たとえば夫婦ですと、最高100万ドルまでの住宅ローンにかかる利子を収入から差し引くことができます。また、固定資産税(プロパティタックス)も控除の対象とすることができます。これはアメリカ政府がホームオーナーのために行う最も大きな税金の優遇です。

2. ホームエクィティローンの利子も控除できる
夫婦の場合、最高10万ドルまでのホームエクィティローンにかかる利子も控除の対象にできます。ホームエクィティローンは緊急な出費や、リモデルなど利用範囲が広いものなので、利子が控除対象となるのはホームオーナーにとってはうれしい事です。

3. 家を売ったときのキャピタルゲインには課税されない
現在のアメリカの法律では、一人当たり25万ドルまで、夫婦だと50万ドルまでのキャピタルゲイン(家を持っている間に値上がりした分)に対しては課税されません。 (ただしその家に過去5年のうち2年間住んでいなければなりません。)株の場合は売却する時に、値上がり分であるキャピタルゲインに課税されますが、家の場合は50万ドルもの儲けが非課税とは大変な節税です。 

4. ホームオフィスで節税する
家で仕事をする場合、ビジネス専用のスペースを確保すれば、家にかかる経費(保険、光熱費など)の一部を控除の対象とすることができます。

ホームオーナーの人は、家を購入した時も、持っている間も、売った時も税金の優遇措置を受けられます。なぜこれほどまでにアメリカ政府はホームオーナーを大事にするかというと、学校や公共事業を支えていくための税収ベースを確保したいからです。 つまり家は雨風から物理的に私達を守ってくれるだけではなく、税金からも守ってくれるといえますね。

借りる? それとも買う?

家は借りたほうがいいのでしょうか、それとも買うほうが得なのでしょうか。この問題はアメリカに限らずどこに住んでいてもついてまわります。しかも日本とアメリカでは、住宅事情も経済の動き方も違いますので、日本の不動産の常識をそのままアメリカの住宅事情にあてはめることはできません。今回は住まいを借りたほうがいいのか、あるいは買うほうがいいのかを決める前に考慮すべき点をいくつかあげてみました。

1. どのくらいの期間住もうと思っているか。
借りている人は、レンタル契約の期間が終わり次第、別のところへ引っ越すことができます。逆に家を持っていると、簡単に引っ越すことはできません。売るにしても時間もコストもかかります。買ってから短期間で手放すと、家の価値がそれほど上がっていないのに費用だけはしっかりかかるので、結局損をしてしまいます。家はある程度の期間持ちつづけることで、税金の優遇措置などの利点を享受できるという長期型の投資です。株のように短期の利益を期待して家を買うのはおすすめできません。ですから少なくとも数年間は住む予定がなければ買うよりも借りるほうが賢明と言えます。ただ数年以上住むつもりがあるならば、家を持つことの利点を考えて、安定した投資として購入を考えることも大事です。

2. 自分の経済状態はどうなっているか。
家の購入に限らずアメリカで暮らしていく上で非常に大事なのは良いクレジットを持っていることです。ほとんどの人は家を購入する際には銀行からローンを出してもらいます。銀行は個人のクレジットを調べて、その人がローンを返済できる能力がある人かどうかを判断します。クレジットヒストリーがよければ、いいレートのローンが受けられます。また、家の購入に際してはダウンペイメントといって頭金(通常住宅価格の20%程度)を支払う必要がありますが、これもクレジットヒストリーがよければ20%以下でもローンが組めるのが普通です。

3.ホームオーナーとなる心の準備はできているか。
アメリカで家を持つことは誰にとってもアメリカンドリームです。ただそのドリームにはたくさんの責任もついてきます。まずローンを毎月返済しなければなりませんし、税金と保険も毎年払いつづけなければなりません。タウンハウスやコンドミニアムを購入すれば、維持管理費が毎月かかりますし、一軒家ならばメンテナンスの責任はオーナーの肩にのしかかってきます。借家ならば大家さんに連絡するだけで故障個所を直してもらえるので気が楽です。家を持つことは責任も重くなるということですが、それでもアメリカ人が家を買うのは、ホームオーナーだけが受けられる税金の優遇が大きいからです。簡単に説明すると、ホームオーナーの場合、ローンの利子の返済額と固定資産税が収入から差し引かれ、その残った収入にのみ所得税がかけられます。また自宅をオフィスとして使用する場合には部分的に経費扱いにできます。しかも売却する時に生まれる利益には一人で25万ドル、夫婦なら50万ドルまで税金がかかりません。長い目で見ればもっとも安定した投資であることは歴史が証明済みです。

家を借りるか買うかは、滞在期間やクレジットの良し悪しもさることながら、ホームオーナーとしての責任を持つ心の準備ができているかも大きな決め手となります。簡単にどちらがいいとは言えないので、いろいろ情報を集めてよく考えてみることをおすすめします。

初めて家を買おうと思っている人へ

最近また金利が下がりましたが、これを機に家を買おうと考える人が増えてきました。家を買うためにはまずどうしたらよいのでしょうか。今回は初めて家を買う人のためのチェック項目をいくつかあげてみました。

1. ローンの相談をする。
目安として、20%の頭金を用意して、ローンを受けるのが普通です。ただクレジットがよければ20%以下の頭金でも借りられるローンもあります。一番いいのは友人や知り合いからよいローンコンサルタントを紹介してもらうことですが、わからない場合はリアルターに相談して紹介してもらうこともできます。選ぶ基準としては、何しろお金に関することですから、わからないことを丁寧に説明してくれる人であることが大事です。また手数料や諸経費についても細かく教えてくれる人を選びましょう。家を本格的に探し始める前に、ローンの相談をして上限をはっきりさせておくと、焦点が定まって探しやすくなります。

2. リアルター(不動産エージェント)を見つける。
リアルターの場合もローンコンサルタント同様、知り合いの人から、その人が実際に使って印象のよかったリアルターを紹介してもらうのが一番です。選ぶ基準としては、まずフルタイムのリアルターであること。フルタイムの人は常に不動産に関わっているため、マーケットの動きにも敏感で、必要な時にすぐに対応してもらえます。次に大事なのは、あなたが買いたいと思っている地域の情報に詳しい人かどうかを確かめること。家を決める前に学校区や治安などの違いをよく説明してもらう必要があるからです。また家を買うためのステップをわかりやすく説明してくれ、それぞれの段階で、今どんなオプションがあるのかを教えてくれて、あなたが選択するのを辛抱強く助けてくれる人が理想です。家を買うというのは一生の中でも一番大きな投資です。あなたの大事なお金を使うわけですから、説明もろくにしないで、あなたの代わりに結論を出して押し付けるようなリアルターは避けてください。

3. リアルターと一緒に家を探す。
ローンを受けられる金額がはっきりして、リアルターを決めたら、あとは気に入った家を見つけるだけです。最近はコンピューターや新聞で見たい家をピックアップして、この家とこの家を見せてください、と言ってこられる方がほとんどです。家を選ぶ基準としては、立地条件(ロケーション)、築年数、ベッドルームの数、などがあります。不動産の業界では、家を選ぶのに一番大事なのはロケーションだと言われています。家自体はどんなふうに変えることも自由ですが、ロケーションだけは変えられないからです。築年数は新しいほどバスルームなどの水周りが広く充実しています。またコンピューター用の配線や、設備も充実しています。ただ、古い家でも内装をしなおしたり、キッチンのリモデルをしたりして、きちんときれいに手入れされている家は、人気を集め簡単に売れますので、一概に新しい家のほうがいいとも言えません。また、新しい家ほど狭い土地に立っており、一軒家でも隣と接近していたりします。逆にタウンハウスでもゆったりと設計されていてプライバシーの確保されている物件もあります。またベッドルームの数ですが、最近では一部屋をホームオフィスとして使うことが多いので、家族のベッドルームプラスワンの家を探す人が増えています。

アメリカで家を買うというのは一見難しそうですが、ちゃんとした専門家につけば意外と簡単なことがわかると思います。家の購入を成功させる秘訣は、あなたの利益を一番に考えてくれるいい専門家を見つけることです。

オープンウスに行ってみませんか?

週末に街を運転していると、「Home Open」と書かれた看板をあちこちで見かけますね。 売りに出ている家を一般に公開しているのです。もちろん誰でも気軽に見ることができます。すぐに家を買う予定がなくても、オープンハウスに行くと不動産や近所のことなどいろいろと勉強になります。今回はオープンハウスの気軽な楽しみ方についてお話します。

1. 近所の情報を仕入れる。
オープンハウスに行くと、中にリアルターがいて、その家の特徴を説明してくれます。値段は思ったより高かったり安かったりしますが、どうしてその値段なのかを聞いてみるといいと思います。家の売値は近所の市場を参考につけますので、リアルターはその界隈の動向に詳しいはずです。バスルームやキッチンがリモデルしてあると、その分値段が高めの場合もあります。また、仮にその家を買うのだとしたら、いくらの頭金が必要で月々の支払いはいくらになる、という計算書がもらえるところもあります。もちろん学校区についてもいろいろ教えてもらえます。同じような家でも、学校区が違うと値段が格段に違いますので、その辺の事情なども聞いてみるとおもしろいのではないでしょうか。

2.英会話の練習をする。
私の友人で、アメリカに来て間もない頃、英語の練習をするためにオープンハウスめぐりをした人がいます。オープンハウスをしているリアルターは、その家のセールスポイントを説明してくれますから、それをもとにいろいろ質問すると会話が続きます。たとえば「このファミリールームは5年前に増築しました。」と言われたら、「子供さんが自由に遊べるようにですか」と聞き返すと、「はい、売り主の方は、この家で3人の子供さんを育てています。3人とも近所の学校に行ってるんですよ」などと話が発展していきます。英会話も練習でき、近所の様子も教えてもらえて一石二鳥というわけです。

3.インテリアの飾り方を参考にする。
近所で自分の家と同じ間取りの家が売りに出ると、「どんなふうに飾り付けをして住んでいるのだろう」と興味がわきますね。「リビングのソファをこういう向きで置くと広く見えるんだな」とか、「キッチンの窓はこんなカーテンもいいな」など、参考になるヒントがいっぱいです。もうすでに持ち家のある方は、一歩進んで「ファミリールームをハードウッドにするのもすっきりしているな」とか「バスルームのタイルを今度こういう明るい色に替えようかな」などと、将来のリモデルの夢も広がります。

4.一つだけ気をつけること。
オープンハウスというのは、その家の買い手を見つけるのが目的ですから、そこにいるリアルターは、あなたを将来のお客さんとして扱います。もちろんそのリアルターが気に入れば、その人を通して家を買うことができます。この場合、そのリアルターが売り手と買い手の両方のエージェントとして働くことになります。ただ、もしあなたがすでに別のリアルターと家を探していて、その人に満足しているのならば、「私にはエージェントがいます」と言ってください。たとえばオープンハウスをしているリアルターをA、あなたのリアルターをB とします。もしその家が気に入ってオファーを出す場合は、Aが売り主のエージェント、Bが買い手、すなわちあなたのエージェントとなります。

私はブティックで服を見て歩くよりも、家を見て歩くほうが好きなので、リアルターになる前もしょっちゅうオープンハウスを見て歩いていました。現在はオープンハウスをする側ですが、気軽にたずねてくる近所の人たちとの話を楽しんでいます。今度の週末の午後、時間があったら近所のオープンハウスを訪ねてみてはいかがですか。

印象のいい家

春になると大掃除をする、というのがアメリカの習慣ですが、皆さんはどうされていますか。最近のように大人も子供も忙しいと、なかなか家をきれいにする暇がない、という人が多いのではないでしょうか。お掃除と片付けのヒントを集めたサイト「Flylady.net」によると、家が散らかっていて人を呼べない状態を「CHAOS――Can't Have Anybody Over Syndrome」と呼ぶのだそうです。

オープンハウスなどを見ると、どの売り家もきちんと気持ちよく片付いていますね。家を売るときは第一印象が大事なので、家ができるだけ魅力的に見えるように工夫されているからです。今回は家の中の印象をよくするためのポイントを、売り家を参考にして見ていきましょう。

1.バスルームをピカピカにする。
  カウンターの上に出ているものをキャビネットや引出しにしまい、シンクとトイレ、それに鏡を磨く。バスタブやシャワーのコーキングもチェックして痛んでいれば早めに修理する。できればカラーコーディネートしたタオルや小物をきちんと配置する。

2.キッチンを片付ける。
  流しの中の食器を片付け、レンジやカウンターをきれいにする。生活臭さをなくし、楽しくお料理のできる場所、という印象にするよう小物をアレンジしたり、生花やフルーツを飾る。

3.家の中を明るくする。
  昼間はカーテンやブラインドを開け、できるだけ自然の光を取り入れる。夜はポーチも含めて電気をつける。ランプのシェードが汚れていないか、電球が切れていないかを確認し、スイッチプレートが欠けたり割れたりしていないかをチェックする。

4.ベッドルームを掃除する。
  ベッドカバーをきちんとかけなおす。(できればベッドカバーとカーテンは調和したものを選ぶ。)クローゼットに服をきれいにかけ、その他の小物もきちんと並べる。引出しや棚も整頓する。こうするとごちゃごちゃな感じがなくなり、すっきりとした印象になる。

5.鏡を効果的に置く。
  鏡を壁にかけることで、スペースを広く見せたり、光を反射させて部屋を明るくしたりすることができる。かべのシミや傷を隠すのにも便利。特にコンドやタウンハウスで開口部が少ない住まいだと、壁にかけた鏡が奥行きを広く見せ、部屋を明るくするので効果的。

6.散らかりやすいものを片付ける。
  ふだん散らかりやすい雑誌、新聞などをラックに入れ、おもちゃを棚あるいは箱にしまう。また、入り口付近に散乱しやすい靴も、きちんと棚に入れ、コートやジャケットなどもクローゼットに収納する。

7.グリーンを上手に配置する。
  植木の手入れを普段から心がけ、植木を健康に保つ工夫をする。新鮮な切花をテーブルや棚などに趣味良くかざる。

いかがでしょうか。これだけ気をつけるだけでもかなりすっきりした家になるのではないでしょうか。かく言う私も片付けが大の苦手で、なんとかして簡単にきれいになる方法はないかと常に考えています。以前私が読んだ家事の本に、「お客様は家族のように、家族はお客様のように」もてなすのが理想、とありました。私はお客さんが来る前に慌てて片付けていますが、これからは自分のため、家族のために普段から居心地のよい空間を心がけていきたいと思っています。

税金の話

今年もやっと税金申告が終わりましたね。私はアメリカに来たばかりの頃は、ぎりぎりになってからレシートの整理を始めていたので、申告が終わると疲れ果ててしまいました。最近では、少しずつ努力して経費が出るたびにファイルや記録を心がけるようにしてきた甲斐があって、ずいぶん楽になってきました。

アンクル サム
アメリカ人は税金を納める先、つまり政府のことをアンクル サム(サムおじさん)と呼びます。USの頭文字をとってユーモラスに表現しているのですが、親しみがあるけれどもさからえない相手、という意味が含まれています。つまり否が応でもアンクル サムには税金を納めなければならない、というわけです。 アンクル サムに納める税金を少しでも減らす、というのがすべてのアメリカ人のゴールです。(この空気はオフィスやパーティでの会話でひしひしと伝わってきます。)大金持ちは高い弁護士を雇って、税金をできるだけ減らそうと努力していますし、 過去に増税をした大統領は人気がガタ落ちになっています。現在のブッシュ大統領のお父さんも、外交で成功して人気があったのですが、増税を口にしたために国民からそっぽを向かれ、結局次の選挙でクリントン氏に負けました。

税金の払いすぎに注意
先日税金のセミナーに行ってきましたが、「税金はほっておくと払いすぎになるようにできている」という言葉にびっくりしました。自分で勉強して努力して減らすようにしないと、知らず知らずに払いすぎてしまうような仕組みになっているのだそうです。アンクル サムも隅に置けませんね。現にホームオーナーが、ローンの支払いや税金控除をしっかり申告しなかったせいで、4,730万ドルも税金が払われ過ぎているのだそうです。

記録をきちんと保存すること
では税金の記録をきちんととっておくにはどうしたらいいのでしょうか。それには簡単に維持していけるシステムを作ることです。決して大げさなシステムを作る必要はなく、ファイルキャビネットやアコーデオンファイルで十分です。そこに主な項目別のファイルホルダーを入れていきます。項目の例としては、ローン、修理(repairs)、改築(improvements)、借家の費用、投資物件の売買、寄付、医療費、自動車費、税金、業務費などがあればいいと思います。レシートをどんどんファイルに入れていくだけで、来年の税金申告はぐっと楽になるはずです。

Repairs とImprovementsの違い
修理(repairs)と改築(improvements)の違いをここではっきりさせておきます。Repairs というのは、家のコンディションを保つための修理を指し、家の価値そのものを上げるものではありません。たとえばペンキの塗りなおしや、リークの修理や、モルタルのひび割れの修理、といったようなものがRepairにあたります。Improvementsとは、家の価値を高めたり、寿命をのばしたり、新たな価値を付け加えたりするもので、バスルームやベッドルームの増築、配管や配線のやり直しなどを指します。このImprovementsにかかった費用は、家を売るときに元の価格に上乗せできるので、キャピタルゲインを減らすことができ、節税につながるので、家を売るまで必ず記録を保存して置いてください。(Repairs は該当しません。)

アメリカはなんといっても自助努力の国、自分から積極的に情報を集めることが大事です。また詳しいことは必ず会計士か弁護士に相談することをおすすめします。

省エネで夏を涼しく

このごろ暑い日が増えてきましたね。暑いからといってすぐにエアコンをつけていては、後から光熱費の請求書に目を回さなければならなくなります。今回は、誰でも簡単にできる夏の省エネを考えてみましょう。

  1. 断熱材を入れる。
    天井裏に性能の良い断熱材を入れると家の中がずい分涼しくなります。レジスタンスレートがR-20 から 30 のものがおすすめです。

  2. 窓やドアの隙間を埋める。
    窓のコーキングをチェックして、隙間があればふさぎます。またドアまわりの隙間もできるだけなくすようにしましょう。こうして涼しいエアコンの風がもれないようにしておけば、夏だけではなく冬の光熱費も大きく節約できます。

  3. 電球から蛍光灯に替える
    蛍光灯は電球に比べると単価が高いのですが、5分の1のエネルギーしか消費せず、7,000 から15,000時間もちますので、長い目で見れば蛍光灯のほうが得です。12から15ワットの蛍光灯が、60ワットの電球と同じ明るさを出しますので電気の消費量も少なくてすみます。また蛍光灯は電球と比べると熱をあまり放出しないので、まわりの温度も上がりません。

  4. 照明を上手に調節する
    明るさをうまく調節して、電気代を節約しましょう。たとえばダイニングルームのシャンデリアの電球を40ワットから15ワットに替えたり、ディムスイッチで調節することによって、消費電力を減らすと同時に、電球から放出される熱の量を抑えることができます。

  5. シーリングファンを取り付ける
    天井でまわるシーリングファンは、わずかな電気代で部屋を涼しくする効果があります。エアコンをかけていても涼しい空気がよく循環するため、長時間涼しく保てます。

  6. 窓から熱が入るのを防ぐ
    窓からの景色が気に入って家を買う人も多いのですが、暑い季節は少し景色を我慢してカーテンやブラインドを閉めて、外から熱が入るのを防ぎましょう。断熱素材を使ったカーテンやブラインドだと特に効果的です。また窓に紫外線カットのフィルムを張るのも省エネにつながります。

  7. 上手に木を植える
    これから庭に木を植えようという場合、まず太陽がどのように家を照らすのかを観察してください。特に南や南西を向いた窓の外には、大きな落葉樹があるといいですね。ただ大きな木を植える場合は成長した時のことを考えて、家からある程度離れたところに植えることが大事です。

  8. 芝生を長くしておく
    夏場は芝刈り機の設定を2,3インチ高くしておきます。芝生の背が高いほうが土の乾燥を防ぐので、水道代が助かります。また芝生に水をやる時間ですが、早朝が一番効果的です。日中は水がすぐしみこんでしまいますし、夕方だと水分が長い間残りすぎて病気のもとになります。

  9. 安立家流の暑さしのぎ
    うちにはエアコンがないので、暑い時にはいろいろな工夫をしています。最近窓を二重ガラスに替えたので、ずい分効率が上がりましたが、やはり南西向きの窓はしっかりブラインドをして熱気が入らないようにしています。日中はできるだけ風通しをよくして、特にベイのほうから吹いてくる風を入れるようにしています。2階はシーリングファンが大活躍しています。ただ本当に暑い日は「あーあ、暑いから何にもできないわ」と言って特にジタバタせず、ソーメンをすすったり、プールに足を突っ込んだりしていると、そのうち夜の涼しい風が吹いてきます。ここがベイエリアの住みやすいところですね。

家を買うタイミング

アメリカで働いて何年かたつと、「そろそろ家を買ったほうがいいかな」と思いはじめる人が多いと思います。ご存知のように、アメリカでは社会全体が持ち家を奨励していて、家を持っていると税金の面などでメリットが大きくなっています。家をしばらく借りていると気づくと思いますが、アメリカでは日本に比べて大家さんの権限が大きく、借りている人の力は逆に弱くなっています。大家さんが家賃を上げたり、急に家を売ることに決めたので一ヶ月で出て行って欲しいと言われたり、大家さんに振り回されたけ経験を持つ人も多いのではないでしょうか。確かに現在は数年前に比べると家賃が安くなってきた傾向がありますが、今後経済が上向くと値上げをする大家さんが増えてくると思われます。では家を買ったほうがいいのでしょうか。それは一人一人の事情によるので一概にはどちらがいいとはいえません。今回は家を買うべきか迷った時のチェック項目をあげてみました。

  1. これから何年ここに住む予定か
    大まかな基準としては、3,4年は同じ所に住む予定があるなら買ったほうがいいと言われています。なぜかといえば、家を売るには費用がかかるからです。もし一年で売らなければならないとすると、家の価値が上がる前にコストをかけて売ることになるので、結局持ち出しになってしまうからです。

  2. クレジットの状態はどうなっているか
    あなたはクレジットはどんな状態ですか。通常クレジットのスコアが高いほど、安い利息で有利なローンが借りられます。もちろんパーフェクトではないクレジットの持ち主でも借りられるローンはいろいろありますが、利息や手数料が高くなるのが普通です。

  3. 毎月いくら払えるか
    毎月家賃を払っているのですから、家賃と同じだけは払っていけるわけです。ただ固定資産税を払うことになる代わりに、その分を収入から控除できたり、利息を控除できたりするので、単純に家賃の額を当てはめることはできません。また、家を持つと維持管理にも費用がかかりますので、それも含めて考えなければなりません。今オンラインでも簡単な計算ができますが、一番いいのは専門家に相談することです。

  4. 頭金はどうするか
    家を買うときは、通常家の値段の10%から20%の頭金が必要となります。最近は頭金がゼロのローンも出てきていますが、その分利息は高くなります。頭金の割合が大きいほど有利なローンを組めるようになります。将来家を買おうと思ったら、まず頭金の貯金を始める事が大事です。

  5. 将来のニーズを予想する
    たとえば今カップルで住んでいても、数年後には子供ができるかもしれません。そうなるとベッドルームが余分に必要になってきます。また比較的通勤に便利な場所を選んでおけば、仕事が変わるたびに引っ越す必要もありません。今の自分の生活をよく吟味して、将来のニーズをじっくり予測してみなければなりません。

こうして見てくると、家を借りている時は比較的気楽に将来を考えればいいのですが、いざ家を買おうと思うと、そういうわけにもいきませんね。ですから一人一人の事情によって家を買うタイミングは違ってきます。家を持つことは多くの人にとって最大の「アメリカンドリーム」です。ただホームオーナーになるといろいろな優遇措置が受けられる代わりに、維持管理の責任も負わなければなりません。あなたの「アメリカンドリーム」実現のタイミングはいつごろになりそうですか。

日本人の食と住

暮れから新年にかけて日本に行っていました。テレビを見たり街を歩いたりして気が付いたことは、「食べること」への関心の高さです。テレビでは料理番組はもちろんのこと、バラエティーでも美味しいお店やお料理の紹介が目白押しです。街に出かけていっても食事時ともなると人気のあるお店の前に行列ができます。またデパートの地下の食品街、いわゆる「デパ地下」には選び抜かれた名店が所狭しと店を出して味を競い合っています。甘いものが好きな私はついつい和菓子や洋菓子を買ってしまい、帰ってから食べてみるとどれもこれもほんとうにおいしくて、とうとう食道楽の里帰りになってしまいました。特にある洋菓子店の「時間限定」でしか売らないという「究極のチーズケーキ」はふわっととろけるような美味しさでした。アメリカのテレビでお馴染みの心理学者Dr.フィルによると、食べ物に囲まれている、という環境は脳に食べ物が常にインプットされるので、空腹でもないのに何となく食べてしまい、ダイエットにとっては最大の敵なのだそうです。こんなに食べ物が溢れている今の日本人は、よほど意志が強くないとダイエットなどできないのではないかと思いました。案の定ある調査によると日本でも肥満が増えてきており、人口の3分の1が太りすぎなのだそうです。

日本でもう一つ気になったことは、狭い場所にモノが本当に多い、ということです。うちは両親が戦中派でモノのない時代に育ったため、捨てる、ということができず、家の中のモノは行く度に増殖しています。モノが増えすぎて片付かなくて悩んでいる人が多いと見えて書店には「シンプル収納術」とか「整理術」といった本がたくさん出ていました。辰巳渚さんの「『捨てる』技術」によると、日本人が捨てたくてもなかなか捨てられないもののトップ3は、本、洋服、雑誌なのだそうです。いつか役に立つかもしれない、というどっちつかずの心理がそれらを捨てられなくしているのだそうです。本や雑誌について言えば、図書館やウェブで探すことができる情報はとっておく必要はありません。洋服は必要枚数を調べて、それより増やさないようにし、不要な洋服は寄付したり使い捨て布にしたりします。アメリカではガレージセールで処分することもできます。それ以外のものはゴミに出します。また私達日本人は食生活が多様なので、アメリカにいても洋食器だけでは足りずに、和食用の小鉢や取り皿など形や色もさまざまな食器を持つ傾向にあります。一番いいのは和、洋、中どれにも使える白いシンプルな食器を基本にして、普段用と客用を分けないことです。ただ思い出の品などもあって、なかなか実行しにくいですよね。

こうして見ると、日本はアメリカの豊かな消費文化を取り入れると同時に、日本的な伝統も維持しているため、生活の質も量も大きく膨れ上がってしまったようです。それが肥満した体型やモノがあふれた家に現れているかのようです。かつて福沢諭吉は文明開化と称して西洋文化をあれこれ真似る日本人を憂いて、西洋文化でまず真似るべきはその批判精神であり、ファッションや食べ物ではない、と言っています。西洋的な批判精神を持って、何が良くて何が悪いかをよく吟味して、いいものを良く考えながら日本に取り入れていこう、と主張しました。日本にいずれ帰る人もアメリカに帰化した人も、日本とアメリカの良いところを吟味して生活に取り入れていってください。

「売れる」家にする方法

現在家のマーケットが過熱していて、この機会に家を売却しようと考え始めた人もいるのではないでしょうか。売りに出ている家をいくつも見て歩いていると、売りに出してすぐにたくさんオファーの集まる家とそうでない家があることがわかります。同じような家でも人気に差がでてくる原因は、一言でいうと「見せ方」の違いです。「見せ方」の上手な家は、入った瞬間に「こんなところに住んでみたいな」という気持ちを起こさせます。では、売る側としては、どんなことに注意すれば、買い手を惹きつける家にできるのでしょうか。まずは家そのものの維持管理がしっかりされていること、それからインテリアがすっきりまとまっていることです。

1.できるだけ質の良い建材を選ぶ
きちんと管理をしていけば、家はたいへん長持ちするものです。家は建材が集まってできているものですから、その一つ一つの建材が質の良いものであれば、家全体も長持ちするわけです。家を建てたり、リモデルするときには、いろいろな材料を比較して、値段と品質とのバランスをとりながら注文するわけですが、当然質の良いものは値段も高くなります。家具を買うときも、品質のよいものを買うと、いつまでも美しく長持ちするので、結局は得になる、という経験をされた方も多いと思いますが、住宅の建材もそれと同じことがいえます。

2.普段から維持管理をしっかりする
外の世界から家を守る役目を一手に引き受けているのは外壁です。強い日光がいつも当たるところはひび割れが起こりやすく、また家の北側はカビがはえやすくなっています。数年に一度は、修理をかねてペイントを塗りなおすのが長持ちさせる方法です。雨どいも定期的にチェックして、落ち葉などがたまらないようにします。雨どいがつまると家のサイドに水があふれて、土台や外壁にカビや湿気などのダメージを与えます。また家の近くの木の枝が家に接触しないように剪定をして、屋根や雨どいの汚れを防ぎます。窓から水漏れがあったらすぐに原因を調べます。きちんとシールされているかどうか、またコーキングのひび割れなどがないかをチェックします。家の中の湿気にも注意しましょう。バスルームの換気にはとくに気をつけて、必要ならば強力な換気扇をつけて、湿気を家の中にためておかないことが大事です。

3.家具や飾り付けをすっきりまとめる
さて家そのものの管理ができたら、今度は「見せる」ために家を整えます。まずはフロントドアの周りをきれいにします。買い手が最初に目にするフロントドアのまわりのガラクタを片付けて、電灯など必要なら修理をし、クモの巣やほこりを払います。さて玄関に一歩はいると、その家全体の印象が伝わってきます。入り口付近が暗い場合には、明るい色のラグを敷いて、買い手の視線をそちらに向けるのも一法です。リビングルームはガラクタを片付けて、スペースが広く見えるように家具の配置を考えます。ソファを斜めに置くと広がりがでることもあります。カーテンは光がたくさんはいる薄手のものに替えます。キッチンはカウンタースペースがたくさん空いているほど広く開放的に見えます。要するに人の視線がどこにいってほしいかを考えて、そちらへ視線を向けてもらうようにすることです。窓から見える美しい木に視線がいくように、窓のまわりをすっきりさせたり、バスルームから生活感をなくすためにロウソクを飾ったり、見る人の視線を美しいもの、好ましいものへ導くのがコツです。

(1)フロントヤードを整える
藪を刈り込んだり、芝生を刈ったりして、すっきりした印象を与えるようにします。色取りの良い花を植えるのも効果的です。
(2)外壁のペンキを塗り替える
窓枠やドアをはじめ、ペンキのはげた所を直します。また全体を品の良いおとなしい色に塗り直すのも効果的です。
(3)窓ガラスを磨いておく
外側から家を見るときはどうしても窓に目が行きます。窓ガラスがきれいだと全体の印象もよくなります。
この他にもそれぞれの家に必要だと思われる修繕事項をリアルターと相談して決めてください。

値段の決め方

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近所の家が最近いくらで売れたかという情報は、自分の家の値段を決めるのに重要な参考資料です。近所のマーケットの様子をよく把握した上で値段を決めなければなりません。時々まわりのマーケットを無視して、非常に高い値段で売ろうとする人がいますが、そういう家はなかなか売れずに長い間マーケットに残ってしまいます。買い手のほうも少しでも安い家を買おうと研究していますから、高すぎる家はすぐに見抜かれます。リアルターとよく相談して正しい値段をつけることが肝心です。

リアルターの選び方

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大事な家を売る手伝いをしてもらうのですから、リアルターは慎重に選びましょう。複数のリアルターにインタビューして、一番よいマーケッティングプランを持ったリアルターに決めるのがおすすめです。できるだけ短期間によい条件で売るためにはどのような売り方をしたらよいか、というプレゼンテーションを各リアルターにしてもらいます。オープンハウスのタイミング、広告の出し方、オファーの受け付け方などをよく説明してもらい、一番納得のいく説明をした人を選ぶのです。買い手を連れてくるリアルターとの交渉も非常に重要ですから、交渉力とコミュニケーション能力にすぐれていることも大事な条件です。また、わからないことを質問してもていねいに説明してくれ、大事な判断をするための情報をわかりやすく教えてくれる人を選びましょう。

売りたい人へ

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持ち家が一番大きな財産だ、という人が多いと思います。その大事な財産を売ることに決めた以上、できるだけスムーズに、そしてできるだけ高く売りたいのは当然です。家を売るのにもコツがあります。特に今の持ち家を売って、別の家を買う場合は、売り手と買い手を同時に演じなければなりません。もちろん専門家であるリアルターを頼むことになるわけですが、最終的な判断は自分がしなければなりません。的確な判断ができるよう、家を売るために役立つ情報をいろいろ集めることが大事です。

買いたい人へ

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アメリカで家を持つということは、夢のような気がしますが、実際にはちゃんとした知識をもって準備をすれば誰でもホームオーナーになれます。アメリカでは家を持っている人には、税金の優遇措置をはじめ、多くの特典がもうけられています。

このサイトではベイエリアで家の購入を考えていらっしゃる方のために、役に立つ情報を提供しています。不動産の売買については、日本とは勝手が違うことも多いので、それらをできるだけわかりやすく説明していきたいと思っています。 また住宅購入についてのご意見、ご質問も歓迎いたします。

購入のプロセス

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住宅を購入するためにはいくつものステップがあります。スムーズにそれらのステップを勧めるように私ども不動産エージェントがお手伝いします。

(1) 銀行からローンを保証してもらう

銀行あるいはローンのブローカーと話をして、給与、雇用状況、貯金、クレジットヒストリー(過去の支払いに滞りがないか)などをもとに、「いくらの頭金で、いくらまでの家が買えます」、という保証を予備的に出してもらいます(これをプリアプルーバルとよびます。)頭金は普通20%くらいです。頭金が20%以下だと毎月保険を払わなければなりませんし、20%以上の頭金だとローンの種類の選択肢も増えます。 このようにしえ銀行からで出してもらった価格の範囲内で家を探します。

(2) 家を探す

家を探すに当たっては、環境や通勤時間、買い物の便利さなどさまざまなことを考慮に入れなければなりません。また、一軒家か集合住宅かの選択もしなければなりません。このために時間の許す限りたくさんの物件を見て回ることをおすすめします。家を探す時のルールは昔から「ロケーション、ロケーション、ロケーション」、つまり一にも二にもロケーション(立地条件)が重要だと言われています。 家は改装したり極端な場合は建て直したりできますが、土地の場所を変えることは不可能なため、ロケーションが悪いと将来価値を上げるのに限界がある、という意味です。

(3) オファーを出す

気に入った家が見つかったらオファーを出します。この時オファーが真剣なものであることを示すために購入価格の3%の小切手を切りますが、これはコピーを相手に見せるだけで、私ども不動産会社が契約が始まるまでお預かりします。売り手と買い手が値段や諸条件について合意にいたると契約にはいります。契約に入ってから正式に家の名義が移るまでの期間をエスクローと呼びます。このエスクローの長さは通常30日から45日ほどです。ここ北カリフォルニアの場合、独立した会社であるタイトルカンパニーがエスクローを引き受けて、ちょうど仲人さんのような立場で、買い手側と売り手側の間に立って、スムーズに取引が行われるよう取り計らいます。

(4) エスクローの期間

最初の二週間くらいは仮の契約期間で、大変忙しい期間です。家に関する調査資料を読んでそれに納得できればサインをするという作業をしたり、銀行から正式なローンの保証(アプルーバル)をもらったりして正式な契約への準備をします。購入に際して読むことになる調査資料には次のようなものがあります。まずプロの住宅インスペクターが欠陥が無いかどうかを調査した報告書、シロアリや水漏れの被害が無いかを調査した報告書、地質調査報告書、売り手が正式な持ち主であるかの報告書、売り手自身が質問に答える形で記入する家や近所に関する報告書、(集合住宅の場合だと)管理組合の資料など、さまざまな報告書に目を通し、それで納得がいけばサインをして正式な契約となります。また銀行もその家に鑑定士を送り、その物件がローンを出す価値のあるものかどうかを判断し、それでOKであれば最終的なローンの保証(アプルーバル)をだしてきます。これで契約は正式なものとなり、この後買い手の都合で取引を止めた場合、最初に払った3%はもどってきません。

(5) 家の修理について

家についての調査報告書の中で、修理を必要とするところが見つかった場合、売り手か買い手かどちらがその修理費用を払うかを交渉します。特にシロアリや水漏れのダメージの修理は、家の構造上重要な部分なので、銀行によってはそれらを修理しないとローンを出さないという条件をつけてくるところもあります。

(6) 名義の変更

エスクローの期間が終わる一週間ほど前に、売り手も買い手も別々にエスクローの手続きを受け持っているタイトルカンパニーに出向いて、最終的な書類にサインをします。このとき銀行のローン担当者も居合せて、最終的なローンの説明をします。また私もエージェントとして必ず立会い、契約の読み違えなどが無いか確認します。 その後銀行からローンが下り、数日で名義の変更が可能となります。タイトルカンパニーが責任をもって名義の変更を行い、その旨を連絡してきます。

これで家の購入が成立するわけですが、お気づきのように、不動産の取引では交渉次第で決まることがたくさんあります。ここに書きましたのは一般的な流れですが、修理やローン、受け渡しの条件などに関して特殊な交渉を必要とする場合もあります。このような場合には必ず書面で合意を行うようにしています。私どもの会社には専属の弁護士もおりますので、書面できちんと合意を交わしている以上、問題が発生することはまずありません。

住宅の価格

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アメリカでは住宅の価格は、決まった値段があるわけではなく、売り手と買い手の間の交渉で決まるのが普通です。 まず売り手が市場の状況を見ながら、言い値をつけます。 これを見て買い手が家を見に来ます。 もし買い手がその家を気に入ればオファーを出します。このオファーの中で、買い手はいくらなら買う、という買い値をつけます。これは売り手の言い値の下のこともありますし、他に大勢競争相手がいる場合などは売り手が出した値段よりも高く出すこともあります。売り手はこの買い手のオファーを検討し、以下の三つの行動のうちの一つをとります。
  • (1) オファーを受け入れる。 買い手のつけた値段で売ることに売り手が合意し、契約が成立します。
  • (2) カウンターオファーを出す。 これは、買い手のオファーに対し、売り手がもう一度「ではこの値段ではどうか」と再交渉を始めるます。
  • (3) オファーを拒否する。 買い手の値段が低すぎると判断したり、他にもっといいオファーが来た場合は、売り手はオファーを拒否します。
このように買い手と売り手の間で交渉をして一軒の家の取引が行われます。

ベイエリアに関して言えば、売り手よりも買い手が多く、すなわち供給よりも需要が大きいので、住宅の値段は上がる傾向にあります。もちろん住宅市場も株価や経済の影響を受けて多少の上がり下がりはありますが、長い目で見れば確実に上がりつづけています。

住宅市場

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サンフランシスコ、サンノゼを含むベイエリアは、米国の中でもニューヨークと並んで最も住宅価格の高い地域です。 たとえばサンノゼの場合、ある程度環境のいい場所で一軒家を購入しようと思うと、最低でも50万ドル以上です。また、この地域には全国的にも注目される優秀な学校も多く、それらの学校のまわりの住宅は一段と高価になっています。学校の優秀なたとえばクーパティーノ地区では、築40年で30坪あまりの小さな一軒家で70万ドル以上します。庭付きの一軒家は人気が高く、財産価値も高くなっています。古い家でも修理をしたり、改装をしたりしてきちんと管理していけば、将来高く売ることが可能です。

若い人達の中には古くて高い一軒家ではなく、タウンハウスやコンドミニアムなどの集合住宅を購入する人もたくさんいます。 タウンハウスというのは、たいてい壁だけを隣家と共有する作りになっており、小さな庭の付いたものもあります。 コンドミニアムは日本で言えばマンションのようなもので、自分の住むユニットの上、あるいは下に他の人のユニットがあります。値段も一軒家に比べれば少し安いので最近人気が高まっています。集合住宅の場合、月々150から300ドルほどの管理費を払う必要がありますが、建物の外回りの管理、共同施設(プールなど)の管理、共同エリア(公園など)の管理、火災保険、水道代、ごみ収集費用などが含まれいることを考えるとそれほど高いものではないと思います。

A:まず結論から言ってしまうと、自分が納得して売る、あるいは買うという心の準備ができたときいが一番のタイミングといえるでしょう。買う場合ですと、いろいろ家を見て歩いて、だいたいどのくらいの家がいくら位するのか、また自己資金も含めてローンの面でもだいたいの見通しがついたときに、準備ができたといえるのではないでしょうか。もちろんどのリアルターも最初の段階から手伝いますが、自分でも積極的に聞いたり調べたりする人のほうが、よりうまくいくケースが多いです。たしかにマーケットの動向も気になりますが、マーケットというのは株の値段や売り家の数などいろいろな要因に左右されますから、専門家でも予想は難しいのが事実です。ですから、リアルター(相談するのは一人でなくてもOK)と話し合いながら、準備をすすめ、いつでも動ける体制にもっていっておいて、いざ気に入った家に出会ったらオファーを出すというのがベストではないかと思います。

また、売る場合ですと、現在のような売り手市場では、いつでも売り時といえます。しかしやはり自分が住んでいる近所のリサーチをしたり、全体のマーケットの動向を観察したり、家を上手にマーケッティングする方法を調べたりして十分納得できたところでさっと売りに出すのがいいと思います。マーケットに関する資料集めやリサーチは普通どのリアルターも無料でやってくれるはずです。また、家を売買するときのコストや、修理修繕費などについても、わかるまでよく説明してもらってください。いずれにしてもよく研究して納得した上で、自分から積極的に行動することが大事です。

Q:アメリカと日本の不動産屋はどう違いますか。

A:いくつかありますが、まず売買物件の取り扱い方の違いがあげられます。日本では一つの不動産屋に行くとそこのオフィスで持っている物件をいくつか紹介してくれて、次の不動産屋ではまた別の物件を紹介してもらう、という具合になっています。ですから、売り家にしても貸家にしても、いくつも不動産屋をまわりながら探す、というのが普通ではないでしょうか。アメリカでは、家をマーケットに出すとマルティプル・マーケッティング・システム(MLS)というコンピューターシステムに登録しますので、ライセンスを持ったリアルターであれば誰でもその情報を見ることができます。ですから、たとえばキャンベルに60万ドルくらいで、4ベッドルームの家が何軒売りに出ているか、などの情報がどのリアルターのところでもすぐ調べられるわけです。また、どの家も希望すれば見せてもらうことができます。ただ見せてもらう場合はリアルターを通して、売り手側に連絡をとってもらい、予約が必要なら予約してから案内してもらいます。

 もう一つの大きな違いは、日本では一軒の不動産屋で売り家も貸家も持っているのが普通ですが、アメリカのいわゆる不動産屋は、売買のみを行っていることです。レンタルは専門会社があって、借りたい人はそこで貸家情報をもらいます。アメリカでは特に事情がない限り、税金などのことを考慮して家を購入する人がほとんどですから、不動産屋といえば家を売買する会社と考えられていても不思議はないのかもしれません。

A:日本では、家は一生住むものという考え方がありますが、アメリカでは家はあくまでも投資と考えられています。アメリカ人は一般的にスターターホームと呼ばれる小さな家から始めて、だんだん収入が上がって家族が増えるにしたがって、大きな家に住み替えていきます。そして子供たちが巣立った後は、また老後を過ごすための小さな家に引っ越します.つまり一生に何度も家を売り買いするのが普通ですから、買い替えるごとにできるだけ安く買ってできるだけ高く売ろう、という投資の原則を当てはめながら家を探します。

日本から来た人が家を探す場合、一番手っ取り早いのは、週末にあちこちのオープンハウスを見て歩くことでしょう。どのような地区でどんな家がいくら位で売りに出ているのかをだいたい把握できると思います。オープンハウスに人がたくさん集まるのはどういう家か、自分だったらどういう間取りが好みか、近所の様子はどうか、などと考えながら見ていくと、その地区のだいたいの住宅事情がわかってきます。 時間のない場合には、コンピューターでmove.com やrealtor.com などのサイトへ行って、不動産に関するいろいろな情報を調べることもできます。また不動産のセールスエージェント(リアルター)に相談すれば、それぞれの人の事情に合ったアドバイスや情報が無料でもらえます。リアルターは家の売買が成立して始めて売り手からコミッションを支払ってもらう仕組みになっていますので、安心して気軽に何でもたずねてみてください。

では、将来できるだけ高く売れる家を見つけるにはどうしたらよいでしょう。アメリカでよく言われる家を探すときの三原則は、「ロケーション、ロケーション、ロケーション」、つまり一にも二にも三にもロケーション(立地条件)が大事だと言うことです。私たちもお客さんによく、「家自体を変えようと思えば、改造したり増築したりいくらでも自分の好きなように変えられますが、家のロケーションだけは変えることができません」と説明します.

よいロケーションとは、手入れの行き届いた街並みや良い学校区など、多くの人が好ましいと感じる場所のことです。子供さんのいない場合でも、将来の値上がり率を

考えて、ある程度よい学校区に住むことをお奨めします。ただ、特に子供さんのいらっしゃる家庭では、学校のスコアをとても気にする傾向が強いようですが、学校全体の平均点が5点や10点高いことが、そのお子さんにとってそれほど大事なことなのかをよく考えていただきたいと思います。評判のよい学校に通っていても、その学校独特のプログラムを利用していないのであれば、あまり意味がないようにも思います。もしかしたら、少し平均点の低い地区にある、美しい街並みの中の広い家に住むほうがゆったりとした暮らしができるかもしれません.このようなことも考えながら、できるだけたくさんの家を見て歩くことをお奨めします。

買う前から売るときのことを考えるのはなんだかおかしいような気がするかもしれませんね。家を持つということはそれなりの責任をともなう大変なことですが、アメリカ経済のダイナミズムを直に体験できるという醍醐味もあります。アメリカ人はパーティなどでも自分の家の話をよくします。台所やバスルームを改装したときの経験談や、家のマーケット価格などの話題でもちきりになることもしょっちゅうです。家を持っていると、その人にはクレジット(信用)があると見なしてもらえますので、アメリカ人社会の中でも一歩深いお付き合いができるようになるわけです。

A:まずプラスの面から見ていきますと、なんといっても税金の節約ができることです。自分の家を持っている人の場合、所得から住宅ローンの利息の支払い分と固定資産税が差し引かれ、残った所得にのみ所得税が課税されるため、全体として税金が安くなります。たとえば、一般的な例で試算してみますと、50万ドルの家を20%の頭金を支払って5.8%の30年ローンで購入した場合、毎月の支払い額は利息、元金返済、所得税、保険を合わせて約3,000ドルです。 税金を調整すると一ヶ月あたり約900ドル戻ってきますので、実際には毎月約2,100ドルの支払いで済むことになります。年間では約10,800ドルの税金を節約できることになります。(この場合の所得税率は28%です。)

次に投資という観点から見てみますと、最大の利点はleverage(レヴェレイジ)といって借入金を投資の元金と見なす仕組みです。簡単に例をあげて説明しますと、ある人が50万ドルの家を20%(10万ドル)の頭金で購入したとします。もし数年間で不動産の価格が20%上昇したとしますと、50万ドルの家が数年後には10万ドル値上がりして、60万ドルの価値を持つことになります。この場合、自己資金である頭金の10万ドルだけが20%増えたのではなく、借入金40万ドルを加えた50万ドル全体に対して20%の値上がりをしたわけです。 つまり10万ドルの投資が40万ドルの借金に助けてもらって、数年で10万ドル(100%)も増加したことになります。

家のマーケット価格から、借入金を差し引いたものをEquity(エクイティー)と言います。 先の例を使いますとマーケット価格の60万ドルから借入金の40万ドルを差し引いた20万ドルがエクイティーです。 マーケット価格が上昇すればレヴェレイジでエクイティーがどんどん増加します。このエクイティーを担保に金融機関から融資を受けることも可能です。

このレヴェレイジとエクイティーの仕組みをわかりやすくするために、現実的な例で計算をしてみましょう。 たとえばAさん夫妻が6年前に50万ドルの家を頭金20%の10万ドルを置いて購入したとします。 Aさんの家は現在だいたい80万ドルに値上がりしています。 Aさんの不動産資産が6年間で30万ドル分増えたわけです。 別の言い方をすれば、頭金10万ドルの投資が6年間で3倍になったとも言えます。 Aさんの現在のエクイティー、すなわちAさんの資産は頭金10万ドルプラス増加分30万ドルで40万ドルになります。 たとえ近い将来不動産価格が20%下落したとしてもAさんの家はまだ64万ドルの価値があり、エクイティーも24万ドルとたっぷりと残ります。しかもその間ずっと税金控除のメリットは受けつづけることができます。

さて、Aさん夫妻が今年家を売ることに決めた場合を考えてみましょう。現在のアメリカの法律では過去5年以内に2年間以上住んだ家を売った場合、一人につき25万ドル、夫婦の場合ですと50万ドルまでのキャピタルゲインには一切税金がかかりません。Aさん夫妻のキャピタルゲインは30万ドルで、これは明らかに50万ドル以下なので、Aさんのキャピタルゲインは税金の対象とはなりません。 もし80万ドルで家が売れたとすると、売却にかかる費用とローンの返済で約45万ドルかかります。 したがってAさん夫妻は80万ドルからこの45万ドルを引いた約35万ドルをそっくり受け取ることができるわけです。(個人個人で事情が異なりますので、詳しいことについては専門家におたずねください。)

さて、不動産を購入することのマイナス面にも目を向けてみましょう。借家の良い点はまずその気軽さでしょう。家の管理や修理はすべて大家さんの責任なので、家の維持管理にお金も時間もエネルギーも使わなくてすみます。また、引越しも簡単で、大家さんとの契約に従って、事前に通知をすれば比較的自由に別の家、あるいは別の地区に移ることができます。家を買ってしまうとその場所に束縛されるので、たとえ引越しの必要が生じても、さまざまな手続き(家を売るかあるいはテナントを見つけて借家にするなど)をしなければ次の場所へ移ることができません。

経済面でも借家に住むほうが自由な投資が可能です。家を買う人の中には、家を購入するときにかかるクロージングコストと頭金で貯金を使い果たしてしまう人も多いので、その後のやりくりに頭を痛めます。借家の人はその分のお金を自由に使うことも別の投資先に回すこともできます。投資の理想はdiversification、つまりいろいろな種類の投資先に財産を配分することですが、家を持っている人は、その家だけに自分の財産を集中させてしまいがちです。

また不動産はすぐに現金化することが困難です。お金が必要になったら、まず家を売りに出し、買い手を見つけなくてはなりません。最近のような売り手市場ならたぶんそれほど問題はありませんが、市場が買い手市場のサイクルに入った時には少々時間がかかるのが普通です。買い手が見つかっても、取引が終了するまでにはさまざまな手続きがあり、

それらに一ヶ月半ほどを要します。つまりお金を手にするまでに早くても二ヶ月弱、長いと数ヶ月もかかるのです。 

特に短期的に見た場合、家賃のほうが月々のローンなどの支払いよりも安いことがあります。もちろん大家さん次第で家賃が上がることもありますが、最近のような不動産高騰時には、家の価格の値上がり率よりも家賃の値上がり率の方が低い傾向があります。目安としては、もし今借りている家を購入した場合の毎月の支払い額(税金控除を計算に入れたあとのもの)が、家賃を大幅に上回るようであれば、借りているほうが安いことになります。たとえば先ほどの計算では、50万ドルの家を買うと月々約2,100ドルを支払うことになりましたが、もしその家の家賃が1,800ドルだとしたら、借りるほうが安いことになります。ただし長期的には家賃はインフレに左右されますが、ローン他の支払額はほとんど変わりません。したがって一概に比較することはできませんので、個人個人の事情に合わせて決めていくことが大事です。

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